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※端末のIP構成を次のように仮定します。お使いの環境に合わせて、読み替えてください。
IPv4アドレス:192.168.0.12
サブネットマスク:255.255.255.0
IPv4デフォルトゲートウェイ:192.168.0.1(インターネットに接続したルータのLAN側IPとします。デフォルトゲートウェイは端末の存在するネットワークのルータ(外部との接点)
また、IPアドレスを192.168.0.150に固定したネットワーク上のプリンタが存在するとします。
(1)ネットワークコマンド 端末とその環境の調査
1.端末のIP構成を確認する。
(例)Linux端末で、ターミナル(正しくはターミナルエミュレータ KonsoleやXtermなど)を開き、ifconfigを実行します。
インターフェース名ごとに ハードウェアアドレス(物理アドレス=MACアドレス) inet(IPv4のこと)アドレス:192.168.0.12 ブロードキャスト:192.168.0.255 マスク:255.255.255.0 inet6(IPv6アドレス)等が表示される。
インターフェース名には eth0とかlo(ローカルループバック),enp2s0,wlx************といった名称がある。
※WSLなどでubuntuなどのディストリビューションを使っている場合は、sudo apt install net-toolsを実行し、ifconfigコマンドなどを導入してください。net-tools未インストールの場合は、ip addressもしくはip addr と打ち込むと、ifconfigと同様の内容が表示されますが、少し散らかったような感じです。
2.LAN内の他の端末のIPやMACアドレスを確認する。Windowsと同じARPコマンドを使います。
(例)arp -a
(実行例)
? (192.168.0.1) at 10:xx:xx:xx:xx:c8 [ether] on wlx************
? (192.168.0.7) at 1e:xx:xx:xx:17:66 [ether] on wlx************
? (192.168.0.10) at 34:xx:xx:2c:xx:09 [ether] on wlx************
※wlx************はWi-Fiのインターフェース名 xや*で実際の値はマスクしています。
3.LAN内の他の端末のNetBios名(Windows10ではデバイス名と呼ばれているもの)とIPアドレスの対照表を表示する。
(例)nbtscan 192.168.0.0/24 ※ネットワークアドレス/サブネットというCIDR表記
(実行例)
IP address NetBIOS Name Server User MAC address
------------------------------------------------------------------------------
192.168.0.0 Sendto failed: Permission denied
192.168.0.12 MAIN_MACHINE <server> MAIN_MACHINE 00:00:00:00:00:00
192.168.0.5 OTHER-PC <server> <unknown> 00:24:xx:xx:xx:da
192.168.0.255 Sendto failed: Permission denied
nbtscanというコマンド自体インストールされていませんと意味のエラー場合は、GUIのsynapticパッケージマネージャやaptコマンドでインストールします。ubuntuやDebian系Linuxであれば、sudo apt install nbtscanやsudo apt-get install nbtscanでOK。
(2)DNSサーバの情報を確認する。nslookupはWindowsのnslookupコマンドと同じ使い方。LinuxなどのUnix系OSでは、digコマンドも用いる。digのほうがDNSの応答を忠実に返してくれる。サーバによっては、外部からのnslookupコマンドを拒否したり、回答を制限していることがある。
(例)nslookup -query=mx google.com ns1.google.com ※ -queryは-typeでもよい。
dig @ns1.google.com google.com mx
※実行してみるとわかるが、digコマンドのほうが得られる情報が多いと単純に考えることもできる。